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企業におけるプレイバック・シアターの実践と考察~ プレイバック・シアターは企業に何を提供できるのか? ~
プレイバック・シアター研究所 主催 実践リーダー養成プロジェクト 第4期 卒業論文
富士ゼロックス株式会社 人事部人材戦略グループ 組織力強化センター 河野 朝子

—- 実践リーダー養成プロジェクト -

 プレイバック・シアターを実践する力を基礎からしっかり身につけたい、実践の腕を磨く場が欲しい、という人たちのために、プレイバック・シアター研究所が主催する、「実践リーダー養成プロジェクト」(略称:エルプロ)があります。
約10年前に第0期から始まり、今、私が参加しているのは第4期となる、伝統あるプロジェクトです。

 エルプロは、以下の三本の柱を軸に、参加者全員がプレイバック・シアターを実践する力を身につけ、それぞれが目指す活動を創り出すことを目的としています。

【実践リーダー養成プロジェクトの3本柱】
1.スキルアップトレーニング
2.実践経験と経験の振り返り
3.お互いのサポート

 エルプロは、同じメンバーでグループを形成し、2年間にわたって継続されます。
7回の合宿で、プレイバック・シアターの表現方法やリチュアルの考え方をおさえ、コンダクティングやアクティングのスキルを磨きながら、個々の成長段階に応じたスーパーバイズを受けていきます。
また、関連領域(ドラマ、サイコドラマなど)の第一人者を招いての特別ワークショップもあり、演劇に関する幅広い見識を身につけていきます。

 実力を磨いていくには、これらのトレーニングの合間に、通常のオープン・ワークショップへの参加や、自らの企画にもとづく実践、仲間の実践を支援することを通じて、数多くの経験を積んでいくことが望ましいとされています。
なぜならば、一参加者(テラーやアクター)としてプレイバック・シアターを純粋に味わった経験が多いほど、また、実践と振り返りの経験が多いほど、自らのコンダクティングに幅と深みが増すからです。

 そして、エルプロは、2年間の集大成である卒業論文の承認をもって修了となります。

 私がプレイバック・シアターに初めて出会ったのは、2007年3月18日日曜日です。ある学会の一コマで実施された20分ほどのパフォーマンスでした。なんとも言えぬ感動を味わい、その不思議な作用に惹かれ、是非プレイバック・シアターを体験したいと思いました。

 2ヶ月を待たずして、5月の連休に開催された二泊三日のオープン・ワークショップに参加しました。体験して、私が感じていた予感は確信に変わりました。「これは、追及するに値する活動だ!」

 この合宿で、エルプロの存在を知った私は迷わず申し込み、それは7月にスタートしました。あっという間の2年間でしたが、仲間の実践支援と私自身の実践の機会を幸運にも得られました。私の実践は、民間企業での「プレイバック・シアター体験ワークショップ」でした。

 このように、今日に至るまで、プレイバック・シアターの学びと実践をトントン拍子で進めてこられたのは、まさに、私の直観、ひらめきが私を突き動かした結果だといえます。

 単にプレイバック・シアターを楽しみたいのであれば、エルプロに参加する必要はありませんでした。相当な時間を投資し、粘り強くこれに打ち込んでこられた背景には、ある理由があります。

 それは、私の本業である、企業の人材開発の分野で、このプレイバック・シアターが何かとてつもなく大切なものをもたらしてくれるような気がして、それを自ら探求し、具現化したいという強い願望が湧き起こっているからです。
その思いは、プレイバック・シアターを初めて観た日から今日にいたるまで、まったく新鮮さを失わずに私の中にあります。 

この章では、私の企業における実践の企画から当日の運営にいたるまでの一連のプロセスを具体的に振り返り、「企業での実践の可能性」を論じる最終章へつなげたいと思います。

 ・Next 実践活動の企画>>

目次案内
  第Ⅰ章 プレイバック・シアターとの出会い
   プレイバック・シアターとの出会い / プレイバック・シアターってどんな劇?

  第Ⅱ章 プレイバック・シアターの基礎知識
   プレイバック・シアターの成り立ち / バラエティに富んだ表現手法 / リチュアル(枠組み) / 肝心要のウォーミングアップ

  第Ⅲ章 企業における、プレイバック・シアターの実践
   実践リーダー養成プロジェクト / 実践活動の企画 / 集客活動 / 運営準備 / 当日の流れ

  第Ⅳ章 プレイバック・シアターの可能性 ~ プレイバック・シアターは企業に何を提供できるのか? ~
   企業での実践を終えて(参加者の反応と効果) / プレイバック・シアターに私が託したいこと / おわりに

  - 参考資料 -
   1.実践活動の企画書 / 2.チラシ-#1 (グリーン、片面) / 3.チラシ-#2 (ピンク、両面)
   4.実践記録 / 5.参加者用アンケートフォーム / 6.アンケート集計結果

  - 参考文献 -
   ジョー・サラ 著 『プレイバック・シアター 癒しの劇場』 (社会産業教育研究所、1997年)
   プレイバック・シアター研究所(羽地朝和、太田華子) 実践リーダー養成プロジェクト 合宿記録
   NPO法人プレイバック・シアターらしんばん アクティングコース ハンドアウト

Copyright 2006 © プレイバック・シアターらしんばん. All rights reserved.
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