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注目集めるプレイバック・シアター「癒やし」効果
参加者が語る個人的な体験を、役者が即興で演じ、その体験を劇として、参加者全員で分かち合う「プレイバック・シアター」。

琉球新報記事 自己受容や自己肯定、参加者間の一体感など、その"癒やし"効果が注目され、近年、全国各地の学校や、企業の人材育成、高齢者施設、精神化の集団療法などにも取り入れられているという。
県内でも大学の講義や小学校、基地内でワークショップが重ねられている。

プレイバック・シアター研究所(横浜市)の羽地朝和代表に聞いた。

自己受容や一体感生まれる プレイバック・シアターは「治療のために開発されたサイコドラマとは異なり、古代の宗教儀式に由来する」という。

コミュニティの中で人々がさまざまな価値観や感情を共有し、互いの一体感をはぐくむという演劇の古代からの役割に着目し、1970年代半ば米国のジョナサン・フォックスが創始した。

県出身の羽地さんは、
企業向けの能力開発コンサルタント会社を経て、現在は医療機関や企業、学校で実践するかたわら、大学や医療・福祉系の専門学校などの講師も務める。

治療や「問題解決志向ではない」プレイバック・シアターが、なぜ「癒やし」をもたらすのか。

「語り手」は、自分が語った自分の人生のある場面(物語)を、他の人が演じることで客観的に見ることができ、客観視することは自身の問題を自分と切り離して考えることにつながる。

また自分の物語が演じられ、その場にいる参加者全員で分かち合うことで「自分の物語と自分自身が大切に扱われていることを実感し、自己受容や自己肯定感に結びつく」。

「役者」や「観客」もそれぞれ、「語り手」のために懸命に即興で演じ「自分が人のために役立つ存在」であることを実感したり、劇で他の人の物語を見ることで自分の問題に向かい合い「ほかの人も同じなんだ、ひとりじゃないんだ」と気づく。

その過程で、互いに親密な感情や一体感が生まれるのだという。
集団療法として取り入れた福岡県内の精神科クリニックからは、患者同士のコミュニケーションの活性化も報告されている。

11月8日、那覇市内であったワークショップには二十代の若者や中高年の男女を含め二十人が参加。

感想を述べ合うクロージングでは、
「友達とも深い話はしないのに、初対面でじっくりと話しができた」
「自分のことをうまく表現できないでいたが、これからはできそうだ」など、
手応えを実感した声が相次いだ。

このうち名護市出身で都内で在宅介護ヘルパーをしている宮里仙江さん(三七)さんは、職場の研修でもワークショップが取り入れられていると言い、「自分自身の問題点が見えてきた気がする。

職場でも、以前は互いに仕事の面だけのコミュニケーションだったが(研修後は)仲間同士での連絡が、親密にとれるようになっている」と話した。

琉球新報記事

Copyright 2006 © プレイバック・シアターらしんばん. All rights reserved.
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