アーツ・ベースド・ファシリテーター養成講座第二期お申込〆切迫る!!
10/24開講の講座「アーツ・ベースド・ファシリテーター養成講座(第二期)」。
たびたびお知らせしていますが、お申込〆切が今週末、10/17に迫ってきました。
そしてなんと、おかげさまで残席が【残り1名】です!
10/17を待たずしてお申し込みを締め切ることになるかもしれないので、迷っていらっしゃる方はぜひお早めにお申し込みください!
定員は6名。
第一期よりも定員を減らし、よりおひとりおひとりのやりたいワークショップ、なりたいファシリテーター像を掘り下げていく予定です。
受講生どうしでもお互いに関わりながら進む講座です。参加してくださる受講生の皆さまも、講座を作っていく大事なメンバーのひとりになります。さまざまなバックグラウンドを持っていながら志を同じくする仲間と出会えることも、この講座の大きな魅力であると思います。
ぜひこの講座の最後の1ピースとなってください!
さて、開講を前に、研究所内でも日々打ち合わせを重ねています!
一期を踏まえて講座全体の構成を洗練させていくプロセスの中で、追加される項目、削られる項目がありますが、そのなかで決して削られないのが「ワークショップの功罪」という項目です。
「功罪」。重い響きを持つ言葉です。ワークショップとファシリテーションを扱う講座なので、「功 = ワークショップの効果、利点、成し得ること」について語るのは当然としても、「罪 = ワークショップの罪過、悪い点、恐ろしい点」とは一体なんでしょうか。
この単元の参考図書として、講師羽地は『心をあやつる男たち』(福本 博文、文藝春秋)を挙げています。
「ST(センシティビティ・トレーニング、感受性訓練)」と呼ばれる教育法を開発した男性の半生を描いたルポルタージュです。
体験学習、参加者同士の対話や関わりあいという要素を持つSTには、ワークショップとも共通する面があります。ですが、STは社員研修でブームとなると、身体的・精神的な暴力が頻発し、ついには研修中の自殺を引き起こすなどして問題になりました。
過去の怖い話のように思えるかもしれませんが、ワークショップを作ろうとする者にとってこの問題は決して無関係ではない、というのが、当講座の考えです。ファシリーテーターとして場をひらくこと、教育を通して他者と関わること、ファシリテーターというある種特権的にならざるをえない立場を選ぶことは、つねにSTが孕んでいたような危険性と隣り合わせです。
もちろん、すべての体験学習やワークショップが有害であるということではありません。そうならないためにどのようにすればいいのかを考えることが、ファシリテーターの、ひいてはこの講座の責任だと私たちは考えています。
新しいワークショップの場を作ろうとしている皆さまは、もしかするとすでに既存の教育やワークショップの場に違和感や物足りなさを持っているかもしれません。
そのような渇きや怖れに対してもしっかりと向き合っていく講座でありたいと思っています。
みなさまのお申し込みを心よりお待ちしております!
(なんとか講師ふたりの持つ経験知の魅力を伝えるべく、Facebook上でのディスカッションを提案してみたりなどしたものの、どうにもふたりの気むずかしい部分、こだわりの強い部分ばかりが前に出てきてしまい、いっそそういう方向でプロモーションをしてみようか……と考えている事務局の向坂より)
★Facebook上でのディスカッションをまとめた記事はこちら!
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https://note.com/playbacktheatre/n/nfedb51ef9403
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